ハッとする時。。

仕事から戻ったら・・テレビは金八先生。。
夕飯を食べながら、金八先生のクラスの子供たちが読む文章に心当たりがある。
茨木のり子さんの<キラリと光るダイヤのような日>
懐かしい・・そして、つい最近に亡くなった事も知った。
彼女はもっともっと長生きすると思っていた。
ほんの少し前にドキュメントをやっていたのは追悼番組だったのか?
若い頃・・インパクトを受けた詩が二つ、三つあったことも思い出した。

自分の感受性くらい  
 ぱさぱさにかわいていく心を
 ひとのせいにはするな
 みずから水やりを怠っておいて

 気難しくなってきたのを
 友人のせいにはするな
 しなやかさを失ったのはどちらなのか

 苛立つのを
 近親のせいにはするな
 何もかもへたくそだったのはわたくし

 初心消えかかるのを
 暮らしのせいにはするな
 そもそもが ひよわな志にすぎなかった

 駄目なことの一切を
 時代のせいにはするな
 わずかに光る尊厳の放棄

 自分の感受性くらい
 自分で守れ
 ばかものよ

活字離れをしている私にもう一度、本を読みなさい。言葉を探りなさいと言われているような瞬間を思い出した。
久々に本を読みたいと思った金八先生に感謝!

もう一つ忘れられない詩がある。ご存知の方も多いでしょうが・・。



わたしが一番きれいだったとき
 わたしが一番きれいだったとき
 街々はがらがら崩れていって
 とんでもないところから
 青空なんかが見えたりした

 わたしが一番きれいだったとき
 まわりの人達がたくさん死んだ
 工場で 海で 名もない島で
 わたしはおしゃれのきっかけを落としてしまった

 わたしが一番きれいだったとき
 だれもやさしい贈り物を捧げてはくれなかった
 男たちは挙手の礼しか知らなくて
 きれいな眼差しだけを残し皆発っていった

 わたしが一番きれいだったとき
 わたしの頭はからっぽで
 わたしの心はかたくなで
 手足ばかりが栗色に光った

 わたしが一番きれいだったとき
 わたしの国は戦争で負けた
 そんな馬鹿なことってあるものか
 ブラウスの腕をまくり
 卑屈な町をのし歩いた

 わたしが一番きれいだったとき
 ラジオからはジャズが溢れた
 禁煙を破ったときのようにくらくらしながら
 わたしは異国の甘い音楽をむさぼった

 わたしが一番きれいだったとき
 わたしはとてもふしあわせ
 わたしはとてもとんちんかん
 わたしはめっぽうさびしかった

 だから決めた できれば長生きすることに
 年とってから凄く美しい絵を描いた
 フランスのルオー爺さんのように
                   ね

最後の<ね>・・4行目の<ね>が好き!
自由な時代に私たちは生きているんだから
                        ね
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by k-takax2 | 2007-10-12 00:13 | 家族・日常・友人

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by taka